家事代行の副業が注目を集めています。特別な資格が不要で、普段やっている家事のスキルをそのまま活かせるのが人気の理由です。「掃除や料理は得意だけど、それでお金をもらえるなんて」と驚く方もいますが、実際に家事代行を副業にしている方は少なくありません。
ただし、始め方を間違えると「思っていたより稼げない」「トラブルに巻き込まれた」ということにもなりかねません。事前に仕組みを理解して、自分に合ったプラットフォームを選ぶことが成功の鍵です。
この記事では、家事代行の副業を始めるための具体的なステップ、収入の目安、メリット・デメリット、そして長く続けるためのポイントを解説します。

家事代行の副業には2つの働き方がある
家事代行の副業を始める場合、大きく分けて2つの働き方があります。それぞれの特徴を理解してから選びましょう。
1. マッチング型プラットフォームに登録する
タスカジやCaSyなどのマッチング型サービスに「スタッフ」として登録する方法です。プラットフォームを通じて利用者とマッチングされるため、自分で集客する必要がありません。未経験の方が最もスタートしやすい方法です。
報酬はプラットフォームごとに異なりますが、タスカジの場合は1時間あたり1,230円〜2,150円(経験や評価に応じて変動)が目安です。プラットフォームが手数料を差し引いた金額がスタッフの報酬になります。
2. 派遣型サービスにアルバイト・パートとして登録する
ベアーズやダスキンなどの派遣型サービスに雇用される形で働く方法です。研修制度がしっかりしているため、未経験でもプロの技術を学びながら働けるのがメリット。時給は1,200円〜1,800円程度が一般的で、交通費も支給されるケースが多いです。
ただし、シフトの自由度はマッチング型に比べると低く、副業として柔軟に働きたい方にはやや制約がある場合もあります。
副業としての自由度を重視するならマッチング型、研修やサポートを重視するなら派遣型がおすすめです。最初は派遣型で研修を受けてスキルを磨き、慣れたらマッチング型に移行するというステップも有効です。
家事代行の副業を始める5つのステップ
具体的にどう始めればいいのか、ステップ形式で解説します。
ステップ1:プラットフォームを選ぶ
まずは登録先を決めます。副業として始めるなら、以下のプラットフォームが候補になります。
- タスカジ:シフトの自由度が高く、得意分野を活かしやすい
- CaSy:アプリで手軽にスケジュール管理ができる
- ベアーズ:研修が充実しており、未経験でも安心
ステップ2:登録・面談を受ける
プラットフォームによっては、登録時にオンライン面談や簡単なテストが実施されます。家事の経験、対応可能な曜日・時間帯、得意な家事の種類などを聞かれるのが一般的です。正直に答えれば問題ありません。
ステップ3:研修を受ける(該当する場合)
派遣型サービスの場合は、掃除の手順や接客マナーに関する研修が用意されています。マッチング型でも、動画研修やマニュアルが提供されることがあるため、しっかり目を通しておきましょう。
ステップ4:最初の依頼を受ける
プロフィールを充実させて依頼を待つか、自分から仕事に応募します。最初の数件は緊張するかもしれませんが、口コミが増えると依頼も増えるため、最初は積極的に仕事を受けていくのがコツです。
ステップ5:口コミを蓄積して単価を上げる
マッチング型では、利用者からの口コミ評価が次の仕事に直結します。丁寧な仕事を心がけて良い口コミを積み重ねることで、指名が増え、時給単価も上がっていきます。

家事代行の副業で稼げる収入の目安
実際にどのくらい稼げるのか、具体的な数字を見てみましょう。
週1回(月4回)の場合
1回3時間の作業で時給1,500円とすると、月収は18,000円です。交通費が自己負担の場合は、そこから差し引かれます。お小遣い稼ぎとしては十分な金額ですが、本格的な副収入としてはやや物足りないかもしれません。
週2〜3回(月8〜12回)の場合
同じ条件で月8回なら月収36,000円、月12回なら月収54,000円になります。月5万円前後の副収入を目指すなら、週2〜3回のペースが現実的です。
経験を積んで単価を上げると
タスカジの場合、経験と評価が積み上がると時給2,000円以上も可能です。時給2,000円で週3回・1回3時間なら月収72,000円。ここまで来ると、立派な副収入といえるでしょう。
注意:確定申告のラインを把握しておく
副業の場合、年間の所得(収入から経費を差し引いた額)が20万円を超えると確定申告が必要になります。交通費や洗剤代などは経費として計上できるため、レシートは必ず保管しておきましょう。
会社員の方は、勤務先の就業規則で副業が認められているかどうかを事前に確認してください。副業禁止の会社で家事代行を行うと、トラブルの原因になります。
家事代行を副業にするメリット・デメリット
始める前に、メリットとデメリットの両面を把握しておきましょう。
メリット
- 資格不要で始められる:普段の家事スキルがそのまま活かせます
- スケジュールの自由度が高い:マッチング型なら自分で稼働日を選べます
- 人から感謝される仕事:「キレイになった!」と喜んでもらえるのはモチベーションになります
- スキルアップにもなる:プロの掃除技術や収納術が身につきます
- 初期投資がほぼゼロ:特別な道具を購入する必要がありません
デメリット
- 体力を使う:2〜3時間の掃除は本業のあとだと疲れることもあります
- 移動時間が発生する:利用者宅への往復時間は報酬に含まれません
- 天候や季節の影響:猛暑の中での移動や、冬場の水仕事は負担が大きいです
- トラブルのリスク:物損事故や利用者とのトラブルが発生する可能性があります

家事代行の副業を長く続けるためのコツ
せっかく始めた副業を長く続けるために意識しておきたいポイントをまとめます。
近場の案件を優先する
移動時間は報酬に反映されないため、自宅からなるべく近いエリアの案件を選ぶのが鉄則です。片道30分以上かかる案件は、時間単価で考えると効率が大きく下がります。
得意分野を明確にする
「掃除全般OK」よりも「水回り掃除が得意」「料理の作り置きが得意」とプロフィールに明記するほうが、指名されやすくなります。得意な分野に特化することで、作業の質も安定し、良い口コミがつきやすくなります。
コミュニケーションを大切にする
家事のスキルと同じくらい重要なのが、利用者とのコミュニケーションです。明るい挨拶、作業内容の確認、完了報告をきちんと行うだけで、リピート率は格段に上がります。
本業とのバランスを崩さない
副業に力を入れすぎて本業に支障が出ては本末転倒です。週の稼働日数や1日の作業時間をあらかじめ決めておき、無理のないペースを守りましょう。
よくある質問
Q. 男性でも家事代行の副業はできますか?
はい、男性スタッフとして活躍している方も増えています。特に力仕事(家具の移動、重いゴミの搬出など)が伴う案件では男性スタッフのニーズがあります。ただし、利用者の中には女性スタッフを希望する方も多いため、案件の選択肢がやや限られることは覚えておきましょう。
Q. 家事代行の副業に向いている人はどんな人ですか?
掃除や片付けが好きな人、人のためになることにやりがいを感じる人、体を動かすのが苦にならない人に向いています。逆に、他人の家に入ることに強い抵抗がある方には不向きかもしれません。
Q. 保険に入る必要はありますか?
派遣型サービスの場合は会社側で保険に加入しているため、個人での加入は不要です。マッチング型の場合はプラットフォームが提供する保険の範囲を確認し、不十分であれば個人賠償責任保険への加入を検討してください。
Q. 交通費は自己負担ですか?
マッチング型のタスカジでは利用者が交通費を負担する仕組みになっていますが、上限が設けられています。派遣型の場合は会社から交通費が支給されるケースが多いです。登録前に確認しておきましょう。
Q. 家事代行の副業は確定申告が必要ですか?
副業としての年間所得が20万円を超える場合は確定申告が必要です。マッチング型で業務委託契約の場合は「雑所得」として申告するのが一般的です。交通費や消耗品(手袋、マスクなど)は経費に計上できます。
参考:ベアーズ スタッフ募集
参考:CaSy キャスト募集


