引っ越しの前後は、やることが山のように押し寄せてきます。荷造りに追われながら旧居の掃除をして、新居では荷ほどきと片付けが待っている。仕事を休めない中でこのすべてをこなすのは、正直かなりキツいものがあります。
そんなときに頼りになるのが家事代行サービスです。引っ越し前の退去清掃から、引っ越し後の荷ほどき・整理整頓まで、幅広い作業をプロに任せることができます。引っ越し業者では対応してもらえない「掃除」や「片付け」の部分をカバーしてくれるのが、家事代行の強みです。
この記事では、引っ越しの前後で家事代行をどう活用すればいいのか、具体的な依頼内容や費用感、依頼時のコツを詳しく解説します。

引っ越し「前」に家事代行で頼めること
旧居の退去に向けて、家事代行に依頼できる作業を見ていきましょう。
退去前の掃除
賃貸物件の場合、退去時の部屋の状態が敷金の返還額に影響します。キッチンのコンロ周り、浴室のカビ、トイレの黄ばみなど、水回りを中心にしっかり掃除しておくことで、原状回復費用を抑えられる可能性があります。
家事代行では日常清掃レベルの対応になるため、長年の汚れがひどい場合はハウスクリーニングとの併用も検討しましょう。
不用品の整理・仕分け
引っ越しの荷物を減らすために不用品の仕分けを手伝ってもらえます。ただし、「捨てるかどうかの判断」は自分で行う必要があるため、事前に「処分するもの」「持っていくもの」の仕分け基準を決めておくとスムーズです。
荷造りの手伝い
食器の梱包、本のダンボール詰め、衣類の整理といった荷造り作業も依頼可能です。引っ越し日の2〜3日前に家事代行を入れて荷造りを進めておくと、当日バタバタせずに済みます。
退去前の掃除は、荷物の搬出後(引っ越し業者が来た後)に行うのが効率的です。何もない状態のほうが隅々まで掃除しやすく、仕上がりも良くなります。
引っ越し「後」に家事代行で頼めること
新居に移ったあとも、家事代行を活用できる場面はたくさんあります。
新居の入居前掃除
新居とはいえ、前の住人の汚れやホコリが残っていることは珍しくありません。荷物を入れる前に家事代行で掃除してもらうと、気持ちよく新生活をスタートできます。床の拭き掃除、水回りの洗浄、収納内部の清掃が主な作業になります。
荷ほどき・整理整頓
ダンボールの開梱、中身の仕分け、棚やクローゼットへの収納を手伝ってもらえます。特にキッチン用品の整理は、収納場所を決めるのに時間がかかるため、スタッフと一緒に作業すると効率的です。
不用になった梱包材の片付け
引っ越し後に大量に出るダンボール、緩衝材、ビニール紐などの片付けと分別も依頼できます。自治体の回収日まで一時的にまとめておく作業だけでも、スタッフに手伝ってもらうとだいぶラクになります。

引っ越し時の家事代行にかかる費用
引っ越し前後の家事代行利用にかかる費用の目安を見ていきましょう。
退去前の掃除
家事代行で退去前の掃除を依頼する場合、2〜3時間の利用が一般的です。費用は4,000円〜12,000円程度。水回りを中心にしっかり掃除したいなら3時間はほしいところです。
新居の入居前掃除
部屋の広さにもよりますが、1LDK〜2LDKで2〜3時間の利用が目安です。費用は退去前と同程度の4,000円〜12,000円程度になります。
荷ほどき・整理整頓
荷物の量によりますが、3〜5時間の利用を見込んでおくと安心です。費用は6,000円〜20,000円程度。1回で終わらない場合は、複数日に分けて依頼するのも手です。
引っ越し前後で合計いくらかかる?
退去掃除+入居前掃除+荷ほどきのフルコースで依頼した場合、合計で15,000円〜40,000円程度が目安です。引っ越し代金に上乗せされる金額としては許容範囲と感じる方が多いようです。
退去前の掃除で本格的な原状回復レベルの仕上がりを求める場合は、家事代行ではなくハウスクリーニングを検討してください。特にキッチンの油汚れやお風呂のカビは、プロの専門清掃でないと落としきれないことがあります。
引っ越し×家事代行を成功させるコツ
スムーズに引っ越しを乗り切るために、家事代行を活用するときのコツを紹介します。
早めに予約する
引っ越しシーズン(3〜4月)は家事代行サービスも混み合います。引っ越し日が決まったら、できるだけ早く家事代行の予約を入れるのがポイントです。特にスポット利用は枠が限られるため、1ヶ月前には予約しておきたいところです。
作業内容を具体的にリスト化する
「退去前の掃除」といっても範囲が広いため、優先順位をつけてリスト化しておきましょう。「キッチンのコンロと換気扇フード」「浴室の壁と床」「トイレ全体」のように具体的に伝えることで、限られた時間を有効に使えます。
引っ越し業者との連携を意識する
退去前の掃除は、引っ越し業者が荷物を搬出したあとに入れるのがベスト。新居の入居前掃除は、引っ越し業者が来る前に済ませておくのが理想的です。時間のスケジュールを組んで、引っ越し業者と家事代行の作業がぶつからないように調整しましょう。
掃除用具を別にしておく
引っ越しで荷造りをすると、掃除用具もダンボールに入ってしまいがちです。退去前の掃除に使うスポンジ、洗剤、雑巾、ゴミ袋は、別にして手元に残しておきましょう。

引っ越し後の定期利用もおすすめ
引っ越しを機に、家事代行の定期利用を始めるのも賢い選択です。
新生活のリズムが安定するまでのサポートに
引っ越し後は生活環境が変わり、家事のルーティンが乱れやすい時期です。新しい収納場所に慣れるまで、新しい生活動線が定まるまでの期間だけでも家事代行を利用すると、ストレスなく新生活に順応できます。
共働きやファミリーは引っ越しがきっかけに
「引っ越しのときだけ」のつもりで利用して、そのまま定期利用に移行する方は実はかなり多いです。一度プロの仕上がりを体験すると、「これは継続して頼む価値がある」と感じるケースが多いようです。
参考:CaSy公式サイト
よくある質問
Q. 引っ越し業者の掃除サービスと家事代行、どちらが良いですか?
引っ越し業者のオプションはハウスクリーニングに近い本格清掃で、料金は高めです。日常的な汚れであれば家事代行で十分対応できますし、費用も抑えられます。ただし、長年の頑固な汚れがある場合は引っ越し業者のオプションやハウスクリーニングのほうが確実です。
Q. 退去前の掃除で敷金は返ってきますか?
掃除で敷金が全額返ってくるとは限りませんが、部屋をきれいな状態で退去することで、原状回復費用を最小限に抑えられる可能性はあります。特に汚れが自然損耗の範囲であることを証明しやすくなるため、掃除しておくに越したことはありません。
Q. 新築物件でも入居前掃除は必要ですか?
新築でも建設時のホコリや細かな汚れが残っていることがあります。また、引き渡しから入居まで期間が空くと、ホコリが溜まります。神経質になる必要はありませんが、気になるなら入居前に軽く掃除しておくと気持ちよくスタートできます。
Q. 荷ほどきを他人に頼んで大丈夫ですか?
貴重品や見られたくないものは事前に自分で対応しておけば問題ありません。キッチン用品や日用品のダンボールなど、プライバシーに関わらない荷物の開梱を中心に依頼するのがおすすめです。
Q. 引っ越し前後で何時間くらい依頼するのが良いですか?
退去前の掃除で2〜3時間、新居の準備で2〜3時間、荷ほどきで3〜5時間が目安です。すべてを1日でやる必要はないので、引っ越しのスケジュールに合わせて複数日に分けて依頼すると無理なく進められます。
参考:タスカジ公式サイト


