妊娠中は体調の変化が大きく、つわりや腰痛、疲れやすさなどで日常の家事がつらくなることが多い。「家事代行を使いたいけれど、妊娠中でも頼めるの?」「いつから使い始めるのがベスト?」と不安に感じている方もいるかもしれない。
結論から言うと、妊娠中でも家事代行サービスは問題なく利用できる。むしろ、妊娠中だからこそ積極的に活用することで、体への負担を減らし、穏やかなマタニティ生活を送ることにつながる。
この記事では、妊娠中の家事代行利用のメリットや、おすすめのサービス、自治体のサポート制度まで幅広く紹介する。

妊娠中に家事代行を使うメリット
妊娠中の家事代行利用には、身体面・精神面の両方で大きなメリットがある。
- 体への負担軽減:重いものを持つ、かがむ、立ちっぱなしといった負担の大きい家事から解放される。特に妊娠後期はお腹が大きくなり、これらの動作が危険にもなる
- つわりの時期を乗り越えられる:つわりがひどい時期は料理の匂いだけでもつらい。料理代行を使えば食事の心配が減り、栄養面の不安も解消される
- 精神的な余裕が生まれる:「家事をしなければ」というストレスから解放されることで、心にゆとりができる。妊娠中のストレスは母体にも赤ちゃんにも良くない
- パートナーの負担も軽減:共働きの場合、パートナーに家事が集中するのを防げる。家庭内の不和を避ける効果もある
- 産後にスムーズに移行できる:産前から家事代行に慣れておくと、産後もスムーズに継続利用できる。スタッフが自宅の勝手を覚えてくれているのは大きなメリット
- 安全な環境の維持:妊娠中は免疫力が下がるため、清潔な住環境を維持することが重要。プロの掃除で衛生的な環境を保てる
妊娠中に頼める家事の内容
妊娠中の家事代行では、日常のさまざまな家事を依頼できる。特にニーズが高い家事を詳しく紹介する。
掃除関連
掃除機がけ、拭き掃除、トイレ・お風呂の清掃、キッチンの掃除など。特にお風呂掃除や床掃除など、かがむ動作が必要な家事は妊娠後期にはかなりつらくなるため、プロに任せると格段に楽になる。
妊娠中は水回りのカビや汚れに敏感になる方も多い。プロの清掃技術で衛生的な環境を保つことは、お母さんと赤ちゃんの健康にとっても重要だ。
料理関連
日常の食事作りや作り置きの依頼が特に人気だ。つわりで料理ができない時期や、栄養バランスが気になる時期に重宝する。1回の訪問で4〜5品の作り置きおかずを作ってもらえるサービスもあり、数日分の食事の心配がなくなる。
買い出しもセットで依頼できるサービスなら、外出の負担も減らせる。重い荷物を持つ必要もなく、栄養バランスの取れた食事が確保できるのは妊娠中には何より心強い。
洗濯・アイロンがけ
洗濯物を干す・取り込む・たたむといった一連の作業をまとめてお願いできる。お腹が大きくなると洗濯物を干す動作も大変になるため、地味ながらとてもありがたいサービスだ。
買い物代行
日用品や食材の買い出しを代行してもらえる。重い荷物を持つ必要がなくなるのは妊娠中にはとてもうれしいポイント。特にミネラルウォーターやお米など、重量のある日用品の買い出しは積極的に任せたい。

妊娠中におすすめの家事代行サービス
ベアーズ
産前産後のサポートに力を入れており、一部の自治体では産前産後ヘルパー派遣事業に参画している。自治体の制度を通じて利用すると、自己負担が軽減される場合がある。スタッフの教育体制がしっかりしているため、安心して任せられる。
CaSy(カジー)
1時間2,790円(税込)からとリーズナブルで、掃除代行と料理代行の両方に対応している。体調の波に合わせて必要なときだけ利用するといったスポット的な使い方も可能。アプリから手軽に予約・変更ができるので、体調の変化が大きい妊娠中には使い勝手が良い。
キャットハンド
産前産後向けの「子育て応援パック」があり、妊娠中の家庭に特化したサービスを提供している。事前ヒアリングで細かい要望を伝えられるため、妊娠中ならではの配慮(使用する洗剤や匂いへの配慮など)もしっかり対応してもらえる。
ダスキン メリーメイド
産前産後向けのサービスを展開しており、掃除のプロとしてのノウハウを活かした高品質なサービスが受けられる。衛生面にこだわりたい妊娠中には心強い選択肢だ。
ニチイライフ
介護大手のニチイが運営する家事代行サービスで、産前産後サービスを明確にメニュー化している。介護や育児のノウハウを持つスタッフが対応するため、妊娠中の体調変化にも理解がある。
自治体の産前産後サポート制度
多くの自治体が産前産後の家事支援制度を設けている。民間の家事代行よりも自己負担が軽く利用できるケースが多いので、まずはお住まいの自治体の制度をチェックしよう。
- 横浜市:産前産後ヘルパー派遣事業。妊娠中の心身の不調がある世帯が対象
- 東京都港区:ホームヘルパーまたは産後ドゥーラが訪問し、家事・育児を支援
- 東京都足立区:出産予定日6週間前〜出産後3か月までが対象
- 福岡市:妊娠中〜生後1年未満の赤ちゃんがいる方が対象
- 名古屋市:妊娠中〜出産後間もない方にヘルパーを派遣
上記以外にも多くの自治体で類似の制度を設けている。お住まいの地域の制度は市区町村の窓口や公式サイトで確認してみよう。自治体の制度と民間の家事代行を組み合わせて使うのも賢い方法だ。

妊娠中の家事代行利用で気をつけたいこと
- 洗剤の匂い:つわりの時期は洗剤の匂いが気になる場合がある。事前にスタッフに伝えて、無香料の洗剤を使ってもらうよう依頼しよう
- 体調の変化:当日体調が悪くなった場合のキャンセルポリシーを事前に確認しておく。妊娠中は体調の急変もあり得る
- 在宅が望ましい:妊娠中は在宅でサービスを受けるのが安心。鍵預かりでの不在利用は産後から始めても良い
- 感染症対策:妊娠中は免疫力が下がるため、スタッフの体調管理や衛生面の確認も大切。体調不良のスタッフには遠慮なく日程変更を依頼しよう
- 赤ちゃんを迎える準備:産後を見据えて、赤ちゃん部屋の整理やベビー用品の収納なども依頼できる。産前にやっておくと産後が楽になる
妊娠中の家事代行、いつから始めるのがベスト?
理想的なのは、安定期(妊娠5か月頃)に入ったあたりからスタートすることだ。この時期なら体調も比較的落ち着いていることが多く、サービスの利用に慣れる時間的余裕もある。
ただし、つわりが重い方は妊娠初期から利用を始めるのも全くおかしくない。体がつらいと感じたら、時期に関係なく遠慮なく頼ることが大切だ。
また、産後の利用を見据えて、産前のうちにスタッフとの信頼関係を築いておくのもおすすめ。スタッフが自宅の間取りや生活パターンを理解していれば、産後のバタバタした時期にも安心してサービスを受けられる。
パートナーとの話し合い方
家事代行を利用したいけれど、パートナーに「贅沢では?」と言われてしまう…。そんな悩みを抱える妊婦さんも少なくない。
家事代行はお母さんと赤ちゃんの健康を守るための投資という視点で伝えると理解を得やすい。具体的には以下のようなポイントを共有してみよう。
- 妊娠中の無理は早産や切迫早産のリスクにつながる可能性がある
- 家事代行で浮いた時間と体力で、出産準備や産後の準備に集中できる
- パートナー自身の負担軽減にもなる(特に共働きの場合)
- 月に数回の利用なら、月額1万円〜2万円程度で始められる
よくある質問(Q&A)
Q. 妊娠中に家事代行を使うのは贅沢ですか?
A. 全く贅沢ではない。妊娠中はお母さんの体と赤ちゃんの健康が何より大切であり、家事の負担を減らすのは合理的な判断だ。無理をして体を壊すほうがリスクが大きい。
Q. 産後も継続して利用できますか?
A. もちろん可能だ。産前から利用していれば、産後もスムーズに継続できる。産後は赤ちゃんの世話で手一杯になるため、家事代行の重要度はさらに増す。
Q. どのくらいの頻度で利用するのがおすすめですか?
A. 体調やライフスタイルによるが、妊娠初期〜中期は隔週(月2回)、後期に入ったら週1回に増やすパターンが多い。まずは月1〜2回から始めて、必要に応じて頻度を上げていくのがおすすめだ。

先輩ママに聞く「家事代行を使ってよかったこと」
実際に妊娠中に家事代行を利用した方々の声をまとめると、以下のような感想が多い。
- 「つわりの時期に料理の匂いがつらくて、料理代行に助けられた。作り置きおかずのおかげで栄養バランスも整った」
- 「お風呂掃除がつらかったので、掃除代行を頼んだ。プロの仕上がりは自分でやるのとは全然違う」
- 「産前から同じスタッフさんに来てもらっていたので、産後もスムーズに継続できた。自宅の勝手を知ってくれているのが心強い」
- 「罪悪感があったけど、助産師さんに『無理しないでプロに頼んで』と言われて決心した。結果的に切迫早産を防げたかもしれない」
- 「パートナーも最初は渋っていたけど、実際にプロの掃除を見たら納得してくれた。今では定期利用を続けている」
妊娠中の家事代行利用に罪悪感を感じる方もいるが、多くの先輩ママが「使ってよかった」と感じているのが実態だ。
まとめ
妊娠中の家事代行利用は、お母さんと赤ちゃんの健康を守るための賢い選択だ。民間の家事代行サービスだけでなく、自治体の産前産後サポート制度も活用すると、費用を抑えながら充実した支援が受けられる。
体がつらいと感じたら、遠慮なくプロの力を借りよう。産前から利用に慣れておくと、産後の生活もぐっと楽になる。
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