「部屋を片付けたいのに、どこから手をつけていいかわからない」「収納スペースはあるのに、うまく活用できていない」そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。自力での整理整頓に限界を感じたとき、家事代行サービスの整理収納プランが選択肢に入ります。
家事代行の整理収納は、単に物を捨てたり並べ替えたりするだけではありません。生活動線を考慮した収納の仕組みをプロが一緒に作ってくれるサービスです。一度仕組みができれば、その後は自分でも片付いた状態を維持しやすくなります。
この記事では、家事代行で整理収納を依頼する場合のサービス内容、料金の目安、効果を最大化するための依頼のコツ、注意点まで詳しく解説します。散らかった部屋を何とかしたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

家事代行の整理収納サービスとは?
家事代行の整理収納サービスは、散らかった部屋や収納を、プロの視点で整えてもらえるサービスです。通常の掃除代行とは異なり、物の「定位置」を決めて、片付けやすい仕組みそのものを構築してもらうことがメインになります。
通常の掃除との違い
通常の掃除代行は「キレイにする」ことが目的ですが、整理収納は「散らからない仕組みを作る」ことが目的です。掃除は定期的に繰り返す必要がありますが、整理収納は一度仕組みを作れば持続的な効果が期待できます。
掃除代行と整理収納の違い
- 掃除代行:汚れを落としてキレイにする(定期的に必要)
- 整理収納:物の整理+収納の仕組み作り(一度作れば効果が持続)
両方を組み合わせると、より快適な住環境が実現します。
整理収納で行われる作業内容
具体的には、以下のような流れで作業が進みます。
- ヒアリング:現状の困りごとや理想の暮らし方を確認
- 分類:持ち物を「使う」「使わない」「迷い中」に分ける
- 配置の提案:生活動線を考慮した収納場所を提案
- 収納作業:実際に物を配置し、ラベリングなどで管理しやすく整える
- 維持のアドバイス:片付いた状態をキープするコツを伝授
「物を捨てなさい」と一方的に言われるのではなく、依頼者の意思を尊重しながら進めるのが基本です。思い入れのある物を無理に処分させられる心配はありません。
整理収納を頼める主なサービス
家事代行サービスの中で整理収納に対応しているところは複数あります。サービスによってアプローチや得意分野が異なるため、自分に合ったサービスを選ぶことが大切です。
家事代行サービスの整理収納プラン
ベアーズやカジーなど大手の家事代行サービスでは、通常の家事代行メニューの一環として整理収納を依頼できます。掃除のついでに簡単な整理をお願いするといった柔軟な使い方も可能です。
タスカジの整理収納アドバイザー
タスカジには、整理収納アドバイザーの資格を持つスタッフが多数登録しています。プロフィールで資格や実績を確認できるため、整理収納に特化したスキルを持つスタッフを指名しやすいのがメリットです。テレビや雑誌で紹介された人気スタッフもいます。
整理収納専門のサービス
家事代行とは別に、整理収納を専門に行うサービスも存在します。整理収納アドバイザーの公式サイト(ハウスキーピング協会)では、認定アドバイザーの検索もできます。本格的に家全体の収納を見直したい場合は、専門サービスの方が向いているかもしれません。

整理収納を依頼した場合の料金目安
整理収納の料金は、通常の掃除代行と同程度か、やや高めに設定されていることが多いです。
家事代行サービスで依頼する場合
- タスカジ:1時間1,500〜2,990円(3時間固定)→1回4,500〜8,970円
- カジー:1時間2,790〜3,690円
- ベアーズ:1時間3,300〜4,400円
整理収納専門サービスの場合
整理収納アドバイザーに直接依頼する場合は、1時間5,000〜10,000円が相場です。初回にコンサルティングが入ることが多く、家全体のプランニングまで含めると数万円〜10万円以上になるケースもあります。
ただし、一度仕組みを作ってしまえば繰り返し依頼する必要がないため、トータルコストは定期的な掃除代行より安く済む場合もあります。
必要な回数の目安
ワンルームの一部屋なら1回(3時間)で完了することもあります。ファミリー向けの2LDK〜3LDKの場合は、2〜4回に分けて依頼するのが一般的です。クローゼット1つだけ、キッチンだけ、といったピンポイントの依頼も可能です。
整理収納の効果を最大化する依頼のコツ
せっかくプロに来てもらうなら、最大限の効果を引き出したいところです。依頼の仕方で仕上がりが大きく変わるため、以下のポイントを意識してみてください。
事前に「理想の暮らし」をイメージしておく
「とにかく片付けてほしい」という依頼でも対応してもらえますが、「リビングをすっきりさせて、くつろげる空間にしたい」「子どものおもちゃを自分で片付けられる仕組みを作りたい」など、具体的なイメージがあるとスタッフも提案しやすくなります。
捨てたくないものは先に伝えておく
整理収納の過程で「これは処分した方が…」と提案されることもあります。思い入れのある物や絶対に捨てたくない物は、事前に伝えておくとスムーズです。プロのスタッフは依頼者の意思を尊重してくれるので、無理に処分を迫られることはありません。
収納グッズは後から購入する
「まず収納ボックスを買わなきゃ」と先に買い物してしまう方がいますが、これは逆効果です。プロに見てもらった後で必要な収納グッズを提案してもらい、サイズや形が合うものを後から購入するのが正解です。
整理収納サービスでは、基本的に不用品の引き取り・処分は行いません。分類の結果「手放す」と決めた物の処分は、自治体のゴミ収集やリサイクルショップなどを利用して自分で行う必要があります。大量の不用品がある場合は、不用品回収業者の手配も並行して検討しましょう。

整理収納を頼んだ後のビフォーアフター
実際に整理収納を依頼した方の変化として、よく聞かれるエピソードをまとめました。
キッチンの場合
調味料や食器、保存容器が乱雑に詰め込まれていたキッチンが、使用頻度別に配置し直されることで劇的に使いやすくなったというケースが多く見られます。「毎日の料理の時短につながった」「食器の出し入れが片手でできるようになった」といった声があります。
クローゼットの場合
服があふれて扉が閉まらない状態から、シーズンごとに整理して見渡せる状態になることで、毎朝の服選びの時間が大幅に短縮されたという方もいます。「同じような服を何着も持っていたことに気づいた」という発見も、プロの整理だからこそです。
子ども部屋の場合
おもちゃの定位置を決めて、子ども自身が片付けられる高さに収納を配置することで、「片付けなさい」と言う回数が減ったというファミリーの声は非常に多く聞かれます。NHKの生活情報番組でも、整理収納のプロが子ども部屋を片付けるコーナーは人気があります。
整理収納の家事代行に関するQ&A
Q. 片付けが苦手すぎて、部屋を見せるのが恥ずかしいのですが…
全く心配いりません。整理収納のプロは、散らかった部屋を毎日のように見ています。むしろ「散らかっている状態を見てもらうこと」が仕事のスタートラインです。どんな状態でも遠慮なく依頼してください。
Q. 1回の利用でどのくらいの範囲が片付きますか?
3時間の利用で、だいたいクローゼット1つ〜2つ分、またはキッチン全体程度が目安です。部屋全体を一度にやろうとすると中途半端になるため、エリアを絞って依頼するのがおすすめです。
Q. せっかく整理してもらっても、すぐに元に戻りそうです
プロが作る「仕組み」は、元に戻りにくいのが特徴です。使ったものを元の場所に戻すだけで片付く配置になっているため、特別な努力は必要ありません。ただし、物が増え続ければいずれは溢れるため、定期的な見直しは意識しておくとよいでしょう。
Q. ミニマリストにならないとダメですか?
全くそんなことはありません。整理収納の目的は、物を減らすことではなく、持っている物を管理しやすくすることです。物が多くても、きちんと収納できていれば問題ありません。「自分にとって心地よい量」を見つけるお手伝いをしてもらうイメージです。
Q. 整理収納と不用品回収は同時に頼めますか?
家事代行サービスの範囲では、不用品の回収・処分は行いません。整理収納で「手放す」と決めた物は、自分で処分するか、別途不用品回収業者に依頼する必要があります。先に不用品回収を済ませてから整理収納を依頼すると、作業がスムーズに進みます。

まとめ:整理収納のプロに頼めば「仕組み」が変わる
家事代行の整理収納サービスは、一時的に片付けてもらうだけでなく、散らからない仕組みそのものを構築してもらえるのが最大の魅力です。自力では解決が難しかった収納の悩みが、プロの手にかかると驚くほどスッキリ解消されることがあります。
料金は1回数千円〜数万円ですが、一度仕組みを作れば効果は長期間持続します。毎日の片付けストレスから解放される価値を考えれば、十分にリターンのある投資と言えるでしょう。
「部屋が散らかっていてどうにもならない」と感じている方こそ、一度プロの力を借りてみてください。片付いた部屋で過ごす快適さは、想像以上のものがあります。

