キッチンの換気扇やレンジフードは、油汚れがびっしりこびりつく家の中でも特に掃除が大変な場所です。分解して洗うのは手間がかかるし、高い位置にあるから体勢もつらい。換気扇掃除を後回しにしてしまう気持ちはよくわかります。
では、家事代行サービスに換気扇掃除を頼むことはできるのでしょうか。結論として、「簡易的な換気扇掃除」は対応可能ですが、分解洗浄のような本格的な作業はハウスクリーニングの領域になります。この記事では、家事代行とハウスクリーニングの違いを踏まえつつ、換気扇掃除の頼み方を詳しく解説していきます。

家事代行で対応できる換気扇掃除の範囲
家事代行サービスで行う換気扇掃除は、ご家庭にある掃除道具や洗剤を使った「日常清掃」レベルの作業です。
対応できる作業
- レンジフードの外側・カバー部分の拭き掃除
- フィルターの取り外し・洗浄(家庭用洗剤で落ちる範囲)
- 換気扇周辺の壁・天井の油汚れ拭き
- 整流板の拭き掃除
- 換気扇の簡易的な油汚れ除去
対応が難しい作業
- ファンの分解洗浄(シロッコファンの取り外しなど)
- 業務用洗剤を使った油汚れの完全除去
- ダクト内部の清掃
- モーター部分の清掃
- 経年劣化による頑固な油汚れの除去
家事代行の換気扇掃除は「表面的な油汚れの除去とフィルター洗浄」がメインです。年に一度の大掃除レベルの分解洗浄が必要な場合は、ハウスクリーニング業者への依頼をおすすめします。
家事代行とハウスクリーニングの違い
換気扇掃除を検討するとき、家事代行とハウスクリーニングのどちらに頼むべきか迷う方は多いです。それぞれの違いを整理しておきましょう。
家事代行
- ご家庭の掃除道具・洗剤を使用
- 日常的な清掃レベル
- 時間制の料金体系(1時間1,500〜4,180円程度)
- 他の家事と組み合わせて依頼可能
- 定期利用で月々のキレイをキープ
ハウスクリーニング
- 専門の道具・業務用洗剤を使用
- 分解洗浄を含む本格的な清掃
- 1回あたりの料金(レンジフードで12,000〜20,000円程度)
- 年1〜2回のリセット向き
- 仕上がりのクオリティが高い
理想的な使い方は、年1〜2回はハウスクリーニングでリセットし、それ以外の月は家事代行で日常的な汚れを防ぐという組み合わせです。

換気扇掃除を家事代行に頼むメリット
他のキッチン掃除とセットで頼める
家事代行は時間制なので、換気扇掃除だけでなく、コンロ周り・シンク・キッチン収納の拭き掃除など、キッチン全体をまとめてキレイにしてもらえます。限られた時間の中で複数箇所を効率よく掃除してくれるのは大きなメリットです。
油汚れの蓄積を防げる
換気扇の油汚れは放置するほど固まって取れにくくなります。月1回でも家事代行でフィルターや表面の油汚れを拭いてもらうことで、汚れが軽いうちに対処でき、大がかりなクリーニングの頻度を減らせます。
高所作業の負担がなくなる
レンジフードは高い位置にあるため、脚立に乗っての作業は転倒のリスクもあります。スタッフに任せることで、安全面の心配なく換気扇をキレイにしてもらえます。
コストを抑えられる
ハウスクリーニングのレンジフード洗浄は1回12,000〜20,000円程度かかりますが、家事代行なら2時間の掃除プランの中で換気扇も含めて対応してもらえます。日常レベルの掃除であれば、家事代行のほうがコストパフォーマンスに優れています。
依頼前にやっておくべき準備
掃除道具と洗剤を揃えておく
家事代行はご家庭の道具を使って作業するため、以下のものを用意しておきましょう。
- キッチン用油汚れ洗剤(重曹スプレーやセスキ炭酸ソーダもOK)
- スポンジ・ブラシ
- キッチンペーパーまたは使い古しの布巾
- ゴム手袋
- つけ置き用の容器やビニール袋(フィルター洗浄用)
換気扇の型番を確認しておく
フィルターの外し方がわからない場合、取扱説明書を用意しておくとスタッフが作業しやすくなります。メーカーのWebサイトで型番から取扱説明書をダウンロードできることも多いです。
重点箇所を伝えておく
「フィルターの油汚れを中心にお願いしたい」「レンジフード外側の拭き掃除だけでOK」など、どの程度の掃除を求めるかを事前に伝えておくとスムーズです。

換気扇掃除の頻度はどのくらいがベスト?
換気扇掃除の理想的な頻度は、料理の頻度やメニューによって変わります。
- 揚げ物や中華料理が多いご家庭:月1回のフィルター掃除+年1回のハウスクリーニング
- 普通に自炊するご家庭:2〜3ヶ月に1回のフィルター掃除+年1回のハウスクリーニング
- あまり自炊しないご家庭:半年に1回程度のフィルター掃除
家事代行の定期プランでキッチン掃除を依頼し、その中に換気扇フィルターのチェックも含めてもらうのが効率的です。
換気扇掃除に対応している家事代行サービス
主要な家事代行サービスはいずれもキッチン掃除の一環として換気扇掃除に対応しています。
CaSy(カジー)
掃除代行プランでキッチン掃除を依頼する際に、換気扇フィルターの洗浄も含めてお願いできます。定期利用なら1時間2,790円〜で、月1回のキッチンメンテナンスとして活用するのに適しています。
タスカジ
掃除が得意なタスカジさんを選んで依頼できるマッチング型サービスです。プロフィールで「キッチン掃除が得意」「油汚れの対応に慣れている」といった情報を確認できるため、換気扇掃除に適したスタッフを見つけやすいです。
ベアーズ
専門のハウスクリーニングサービスも提供しているベアーズでは、家事代行プランで日常の換気扇掃除を行い、年1回はハウスクリーニングで分解洗浄を依頼するという使い分けも可能です。

Q&A|換気扇掃除の依頼でよくある質問
Q. シロッコファンの取り外し洗浄も頼めますか?
家事代行ではシロッコファンの分解洗浄は基本的に対応外です。分解が必要な場合はハウスクリーニング業者に依頼しましょう。カジタクやくらしのマーケットで、レンジフードクリーニングの専門業者を探すことができます。
Q. 換気扇掃除だけのために家事代行を呼ぶのはもったいないですか?
時間制の料金体系なので、換気扇掃除だけで終わることはほぼありません。残りの時間でコンロ周りやシンク、キッチン床の掃除など、キッチン全体をキレイにしてもらうのが一般的です。
Q. どのくらいの時間で換気扇掃除は終わりますか?
フィルターの拭き掃除とレンジフード外側の清掃であれば30分〜1時間程度が目安です。つけ置き洗いをする場合は、つけ置き中に他の作業を進めてもらうと時間を有効に使えます。
Q. 掃除中に換気扇が壊れたらどうなりますか?
多くの家事代行サービスでは損害賠償保険に加入しています。万が一の破損にも対応してもらえますが、古い換気扇や劣化が進んだ部品は事前にスタッフに伝えておくと安心です。特に設置から10年以上経過した換気扇は部品が脆くなっている場合があるため、注意が必要です。
Q. 油汚れがひどい場合はどうすればいいですか?
長年放置した頑固な油汚れは、家事代行では完全に除去できないことがあります。そのような場合は、まずハウスクリーニングでリセットしてから、家事代行の定期利用でキレイを維持する方法がおすすめです。
換気扇掃除を依頼する際の注意点
フィルターの素材を確認しておく
換気扇のフィルターにはアルミ製・ステンレス製・不織布タイプなど様々な素材があります。素材によって洗い方が異なるため、事前にフィルターの素材をスタッフに伝えておくと、適切な方法で洗浄してもらえます。
市販の使い捨てフィルターを活用する
換気扇に市販の使い捨てフィルターをかぶせておくと、日常的な油汚れの蓄積を大幅に軽減できます。家事代行の際にフィルターを交換してもらうようお願いしておけば、簡単に清潔な状態を保てます。100均でも手軽に購入できるのでおすすめです。
換気扇の老朽化チェックも兼ねる
掃除の際にスタッフが換気扇の異音や動作不良に気づいてくれることもあります。換気扇の不具合は火災リスクにもつながるため、定期的な掃除を通じて状態を把握しておくことは安全面でもメリットがあります。
まとめ
家事代行サービスでは、換気扇のフィルター洗浄やレンジフード表面の油汚れ除去といった日常レベルの換気扇掃除に対応しています。シロッコファンの分解洗浄やダクト内部の清掃が必要な場合は、ハウスクリーニング業者への依頼が適切です。
おすすめの使い分けは、年1〜2回はハウスクリーニングで徹底洗浄し、普段は家事代行の定期プランでキッチン掃除の一環として換気扇もチェックしてもらうこと。この組み合わせで、換気扇を常にキレイな状態に保てます。
換気扇がキレイだと、キッチンの空気も清潔になり、料理も気持ちよくできるようになります。油汚れは放置するほど落としにくくなるため、早めに手を打つことが大切です。まずは一度、家事代行のキッチン掃除で換気扇のお手入れも含めて依頼してみてください。定期利用でこまめにケアすることで、大がかりなハウスクリーニングの頻度を減らし、長い目で見れば費用の節約にもつながります。
外部参考リンク:

