家事代行サービスを初めて利用する際、「何を準備しておけばいいの?」と迷う方は多いのではないでしょうか。実は、家事代行では基本的に自宅にある道具や洗剤を使って作業を行うのが一般的です。スタッフが道具を持参するケースもありますが、多くのサービスでは依頼者側で用意する仕組みになっています。
この記事では、家事代行を頼む前に準備しておくべき掃除道具・洗剤を場所別にわかりやすくまとめました。料理代行を頼む場合の準備や、スタッフが効率よく作業できる環境づくりのコツもあわせて紹介します。「これさえ揃えておけばOK」というチェックリストとして活用してください。
家事代行で掃除道具を用意する理由
家事代行サービスのスタッフは、原則として依頼者の自宅にある掃除道具と洗剤を使用して作業を行います。これは衛生面や安全面への配慮からです。他の家庭で使った道具を持ち込まないことで、清潔な状態で作業を進められるというメリットがあります。
また、自宅の道具を使うことで、作業後も同じ道具で日常のお手入れを続けられるため、キレイな状態を維持しやすくなります。一部のサービスでは道具の持参に対応しているケースもありますが、追加料金がかかることが多いため、自分で揃えておく方がコスパ的にもおすすめです。
場所別に必要な掃除道具と洗剤
ここからは場所ごとに、必要な道具と洗剤を具体的に紹介します。一度に全部揃える必要はないので、依頼する作業内容に合わせて準備していきましょう。
リビング・居室で必要なもの
- 掃除機(コードレスタイプがスタッフにとって使いやすい)
- フロアワイパー(クイックルワイパーなど)とウェットシート
- 粘着ローラー(コロコロ)
- ハンディモップ(棚や家電のホコリ取り用)
- 雑巾またはマイクロファイバークロス 3〜5枚
- リビング用洗剤(中性の住居用洗剤でOK)
- 窓用クリーナー(窓掃除を依頼する場合)
フローリングの部屋であればフロアワイパーが活躍します。掃除機はコードレスタイプの方が部屋間の移動がスムーズで、スタッフにとっても使いやすいです。すでにコードレス掃除機を持っている場合は、前日に充電しておくことを忘れずに。
キッチンで必要なもの
- 台所用洗剤(食器用・シンク掃除用)
- スポンジ(食器用・シンク用で分けると衛生的)
- メラミンスポンジ(茶渋やシンクの水垢に効果的)
- キッチン用アルコールスプレー
- 重曹またはセスキ炭酸ソーダ(油汚れに強い)
- クエン酸(水垢対策に便利)
- キッチンペーパーとゴミ袋
キッチンは油汚れが多いため、重曹やセスキ炭酸ソーダがあると効率的に作業を進められます。コンロ周りの頑固な汚れには重曹ペーストが効果的で、スタッフもよく使う道具です。
浴室で必要なもの
- 浴室用洗剤(中性タイプが基本)
- カビ取り剤(カビキラーなど塩素系漂白剤)
- 浴室用スポンジとバスブラシ
- 目地ブラシ(タイルの目地やゴムパッキン用)
- スクイージー(水切り用)
- クエン酸スプレー(鏡のうろこ汚れ対策)
浴室掃除を依頼する場合は、カビ取り剤と目地ブラシがあると仕上がりが格段に変わります。スクイージーで水切りをすることでカビの発生を抑える効果もあるため、1本あると日常のお手入れにも便利です。
トイレで必要なもの
- トイレ用洗剤
- トイレブラシ
- トイレ用お掃除シート(流せるタイプが便利)
- クエン酸スプレー(便器の黄ばみ・水垢対策)
洗面所で必要なもの
- 洗面台用洗剤またはクリームクレンザー
- スポンジ
- 鏡用クリーナーまたはクエン酸スプレー

料理代行を頼む場合に必要な準備
料理の作り置きを依頼する場合は、掃除道具とは別に食材と調味料の準備が必要です。
食材の準備
事前にスタッフと相談して、作ってほしいメニューに合わせた食材を用意しておきましょう。冷蔵庫にある食材で対応してもらう方法もありますが、その場合は冷蔵庫の中身を写真やリストで共有しておくとスムーズに調理が進みます。食材の買い出しをスタッフに依頼できるサービスもあるため、確認してみましょう。
調味料の確認
基本的な調味料(醤油・みりん・料理酒・塩・砂糖・サラダ油・酢・味噌)は揃えておきましょう。だしの素やコンソメ、ケチャップ、マヨネーズもあると料理のバリエーションが広がります。特殊な調味料が必要な場合は、レシピと一緒に用意しておくとスタッフも安心して調理できます。
保存容器(タッパー)は多めに用意
作り置きを依頼する場合、保存容器は品数プラス2〜3個の余裕を持って用意しておくのがコツです。3時間の作り置きで8〜12品程度作ってもらえることが多いので、最低でも10個以上のタッパーを準備しておきましょう。サイズは大・中・小を混ぜておくと便利です。
調理器具の確認
フライパン・鍋・包丁・まな板・ボウル・ざるなど、基本的な調理器具があれば大丈夫です。電子レンジやオーブントースターの使い方(操作パネルの場所など)も、初回にスタッフに伝えておくとスムーズです。

掃除道具を揃えるときの4つのコツ
道具は一箇所にまとめて置く
掃除道具を家のあちこちに分散させていると、スタッフが探す時間がもったいないです。すべての道具を1箇所にまとめておくか、「キッチンセット」「浴室セット」のように場所ごとにセットしておくと、作業開始がスムーズです。バケツやカゴにまとめておくのがおすすめです。
洗剤の残量を事前にチェック
洗剤が途中で切れてしまうと、作業が中断してしまいます。前日までに各洗剤の残量を確認し、少なければ補充しておきましょう。詰め替え用を常備しておくと安心です。
使い分けのルールをラベルで明示
「このスポンジはシンク専用」「この雑巾はトイレ用」など、道具の使い分けルールがある場合は、ラベルやマスキングテープで明示しておきましょう。色分けしたスポンジを使う方法も分かりやすくておすすめです。
消耗品は多めにストックしておく
ゴミ袋・キッチンペーパー・トイレットペーパー・ウェットシートなどの消耗品は、多めにストックしておくと安心です。スタッフがゴミ袋を交換しようとしたときにストックがないと、作業が滞ってしまいます。
掃除道具を持参してくれるサービスもありますが、追加料金(1回あたり数百円〜1,000円程度)がかかることがほとんどです。定期利用の場合は回数分の追加料金が積み重なるため、自分で道具を揃えた方がトータルでお得になります。
道具以外に事前に準備しておくべきこと
貴重品の保管
現金・通帳・貴金属・パスポートなどは、鍵のかかる場所にしまっておきましょう。個人情報が記載された書類も同様です。お互いに安心できる環境を整えることが、良い関係を築く第一歩です。
触れてほしくない場所の明示
「この棚は触らないでほしい」「書斎には入らないでほしい」など、立ち入り禁止エリアがある場合は事前にスタッフに伝えておきましょう。メモを貼っておくか、初回の打ち合わせ時に口頭で伝えると確実です。
ゴミの分別ルールの共有
自治体によってゴミの分別ルールは異なります。分別方法を書いたメモをゴミ箱の近くに貼っておくと、スタッフも正しく分別できます。
ペットへの配慮
ペットがいる場合は、アレルギーの有無や性格をスタッフに伝えておきましょう。必要に応じて、作業中は別室にいてもらうなどの配慮も大切です。
なお、準備に不安がある方は、事前に家事代行サービスのコーディネーターに相談すると具体的なアドバイスがもらえます。ベアーズでは初回訪問時に必要な道具の確認も行ってくれるので安心です(詳細はベアーズ公式サイトをご確認ください)。また、掃除道具の選び方についてはくらしのマーケットの暮らしの情報マガジンも参考になります。
Q&Aコーナー
Q. 掃除道具を全く持っていない場合、費用はどのくらいかかる?
最低限の道具であれば、ドラッグストアや100円ショップで3,000〜5,000円程度で揃えられます。掃除機がない場合は別途購入が必要ですが、コードレス掃除機も手頃な価格のものが増えています。
Q. 洗剤は何種類必要?最低限のおすすめは?
最低限なら、中性洗剤(万能タイプ)・重曹・クエン酸の3つで多くの場所に対応できます。場所別の専用洗剤があるとより効果的ですが、まずはこの3つから始めて、必要に応じて追加していきましょう。
Q. スポンジや雑巾の交換タイミングは?
スポンジは2〜4週間ごと、雑巾は汚れが落ちにくくなったら交換するのが目安です。清潔な道具を使うことで、掃除の仕上がりも格段に変わります。
Q. 指示書やメモはどう書けばいい?
「優先してほしい場所」「やらなくていい場所」「道具の使い分けルール」「ペットやアレルギー情報」の4つを簡潔に書いておくだけで十分です。理想の仕上がりの写真を添えるのもおすすめです。
Q. 道具を持参してくれるサービスはどこがある?
ダスキンのメリーメイドサービスは、プロ仕様の道具と洗剤を持参して作業するスタイルが特徴です。自分で道具を揃える手間を省きたい方や、プロの道具で徹底的にキレイにしてほしい方に向いています。ただし、道具持参分の料金が上乗せされる場合があるため、事前に確認しておきましょう。
Q. マンションで騒音が心配。掃除機以外で対応してもらえる?
フロアワイパーやモップでの清掃に切り替えてもらうことも可能です。「掃除機は使わないでほしい」と事前に伝えておけば、スタッフが静音対応で作業を進めてくれます。早朝や夜間の依頼の場合は特に、騒音への配慮をお願いしておくとよいでしょう。
Q. 掃除道具の収納場所がない場合はどうすればいい?
キッチンのシンク下やクローゼットの一角に、カゴやバケツひとつ分のスペースを確保すれば十分です。壁掛けフックを使えば、モップやワイパーも省スペースで収納できます。100円ショップの収納グッズを活用すれば、低コストで道具置き場を作れます。
まとめ
家事代行を頼む前の準備は、掃除道具と洗剤を揃えて一箇所にまとめておくことが基本です。特別な道具は必要なく、普段使いのものがあれば十分対応できます。
料理代行の場合は食材と保存容器の準備もお忘れなく。事前準備をしっかりしておくことで、スタッフの作業効率が上がり、限られた時間でより良い仕上がりが期待できます。準備にかける手間は最初だけなので、ぜひこの機会に道具を見直してみてください。


