犬や猫と暮らしている方にとって、家事代行サービスは心強い味方になります。ペットの世話に時間を取られて掃除まで手が回らない、抜け毛の掃除が追いつかないなど、ペットを飼っている家庭ならではの家事の悩みは尽きません。
ただ、「ペットがいると断られるのでは?」「スタッフが動物を嫌がらないか心配」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。結論からいうと、ペットがいても家事代行を利用することは可能です。
この記事では、ペットがいる家庭が家事代行を利用する際のポイント・注意点・トラブル防止策を網羅的に解説します。愛犬や愛猫との暮らしをもっと快適にしたい方は、ぜひ参考にしてください。

ペットがいても家事代行は利用できる
多くの家事代行サービスでは、ペットのいる家庭への訪問に対応しています。ただし、すべてのサービス・スタッフが無条件でOKというわけではないため、いくつかの確認事項があります。
事前にペットの有無を伝えるのが必須
申し込み時や初回ヒアリングの際に、ペットの種類・頭数・性格を必ず伝えておくことが重要です。犬なのか猫なのか、大型犬なのか小型犬なのか、人見知りするタイプか人懐っこいタイプかなど、できるだけ詳しく共有しましょう。
この情報をもとに、動物が得意なスタッフを派遣してくれる会社もあります。逆に、事前に伝えていなかった場合、スタッフがアレルギーを持っていてサービスが提供できないというトラブルも起こり得ます。
対応の難しいケース
以下のようなケースでは、対応を断られることがあります。
- 大型犬が放し飼いで、スタッフへの飛びつきやかみつきの恐れがある場合
- 爬虫類や特殊なエキゾチックアニマルの場合
- ペットの攻撃性が高いと判断された場合
- スタッフに重度の動物アレルギーがある場合
こうしたケースでも、条件つきで対応してくれるサービスもあるので、まずは相談してみることが大切です。
ペットがいることを隠して申し込むのは絶対にNGです。スタッフの安全やアレルギーのリスクに関わるため、正直に伝えましょう。
ペットがいる家庭でよくある依頼内容
ペットのいる家庭では、一般的な家事に加えてペット特有の掃除ニーズがあります。
抜け毛の掃除
犬や猫の抜け毛は、特に換毛期になると驚くほど大量に発生します。ソファ、カーペット、衣類など至るところに付着するため、抜け毛の掃除は最も多い依頼の一つです。
粘着ローラーや専用ブラシを使った丁寧な掃除をお願いできるので、自分でやるよりもはるかに効率的にきれいになります。掃除のみの依頼については以下の記事も参考にしてみてください。

ペット周辺の清掃
ケージやトイレ周辺、食事スペースの掃除もよくある依頼です。ペットの衛生環境を整えることは、ペット自身の健康にもつながります。
ただし、ペットのトイレ処理やケージの中の掃除は対応範囲外としている会社もあるため、事前に確認が必要です。
消臭・ニオイ対策
ペット特有のニオイが気になるという悩みも多く聞かれます。プロの掃除でニオイの原因を根本から除去してもらうことで、来客時にも安心できる環境を保てます。
料理(ペットフードは対象外)
飼い主の食事の作り置きを依頼するケースもあります。ペットフードの調理は基本的に家事代行の範囲外ですが、飼い主の食事を任せることで時間に余裕が生まれ、ペットとの時間を増やせるのは嬉しいメリットです。


ペットと家事代行スタッフの共存で気をつけること
ペットとスタッフが同じ空間にいる状況では、いくつかの配慮が必要です。トラブルを未然に防ぐためのポイントを確認しましょう。
作業中のペットの居場所を決めておく
掃除中にペットが部屋を自由に動き回ると、スタッフの作業効率が落ちるだけでなく、掃除道具の誤飲やドアからの脱走といったリスクもあります。作業中はケージに入れるか、作業していない別の部屋に移しておくのが安全です。
人見知りするペットへの対策
知らない人が家に入ってくると、ペットがストレスを感じることがあります。吠え続ける、隠れて出てこない、威嚇するなどの反応を示す場合は、あらかじめスタッフに伝えておきましょう。
慣れるまでの間は在宅で立ち会い、ペットが落ち着ける環境を整えてあげることをおすすめします。
スタッフのアレルギーへの配慮
スタッフによっては動物アレルギーを持っている場合があります。ペットの情報を事前に共有していれば、会社側がアレルギーのないスタッフを手配してくれます。
ペットによる物損トラブルの防止
スタッフの持ち物をペットが噛んだり引っ掻いたりするトラブルも起こり得ます。スタッフのカバンや靴はペットの手が届かない場所に置いてもらうよう、事前にルールを決めておきましょう。
ペットがスタッフにケガをさせた場合、飼い主の責任が問われることがあります。作業中はペットを安全な場所で管理し、トラブルを未然に防ぎましょう。
ペット対応可能なサービスの選び方
ペットがいる家庭が家事代行を選ぶ際に、重視したいポイントをまとめます。
ペット対応を明示しているサービスを選ぶ
公式サイトやFAQで「ペットのいる家庭も対応可能」と明記しているサービスを優先しましょう。曖昧な場合は問い合わせて、対応範囲を具体的に確認するのが確実です。
動物好きのスタッフを指名できるか
マッチング型サービスの場合、スタッフのプロフィールに「ペット対応OK」や「動物好き」といった情報が記載されていることがあります。こうしたスタッフを選べると、安心感が格段に上がります。
損害保険の補償範囲を確認する
ペットに関連するトラブル(ペットがスタッフの物を壊す、スタッフの作業でペット用品が破損するなど)が保険の補償対象に含まれるかどうかも重要な確認事項です。初めて家事代行を利用する方は、準備から当日の流れまで以下の記事もあわせてチェックしてみてください。



鍵預かり利用時のペット対応
不在中に作業してもらう場合、ペットの状態をスタッフだけが管理することになります。ペットの性格やケージ管理、脱走防止のルールを細かく共有しておくことが不可欠です。


ペットがいる場合の家事代行活用術
ペットと暮らす方が家事代行をより効果的に活用するためのコツを紹介します。
定期利用で抜け毛を溜めない
ペットの抜け毛は1〜2週間放置するとかなりの量になります。週1回の定期利用で常に清潔な状態をキープするのが、ペットのいる家庭には最もおすすめの活用法です。
換毛期はスポット追加を検討
春と秋の換毛期は抜け毛の量が格段に増えます。定期利用に加えてスポットで追加依頼を入れることで、この時期を乗り切りやすくなります。
掃除しやすい環境を整えておく
床にペット用品が散乱していると掃除の効率が落ちます。おもちゃや食器は所定の場所にまとめておくルールを作ると、スタッフも作業しやすくなります。
消臭効果の高い洗剤を用意しておく
ペット用の消臭洗剤やスプレーを準備しておくと、スタッフに使ってもらうことでニオイ対策の効果が上がります。自分ではなかなか気づきにくいニオイも、定期的な掃除で解消できます。
ペットの飼育環境に関する情報は、環境省の動物愛護管理のページが参考になります。また、国民生活センターではサービス利用時のトラブル対処法も確認できます。
よくある質問(Q&A)
Q. 犬が吠えやすいのですが、利用できますか?
利用は可能です。ただし、事前にその旨をスタッフに伝え、必要に応じて作業中はケージに入れるなどの対策を取りましょう。数回の訪問でスタッフに慣れ、吠えなくなるケースも多いです。
Q. 猫が部屋中を自由に動き回りますが大丈夫?
猫はスタッフに対して攻撃的でなければ、自由にさせておいても問題ないことが多いです。ただし、掃除機の音に驚いて暴れる猫もいるので、事前にスタッフと対応を相談しておくと安心です。
Q. ペットの散歩や餌やりも頼める?
家事代行の範囲ではペットの世話は基本的に対象外です。ペットの散歩や餌やりを依頼したい場合は、ペットシッターサービスの利用を検討してください。
Q. ペットのアレルゲンが気になるスタッフはいない?
スタッフの中にはアレルギーを持つ方もいます。ペットの情報を事前に伝えておけば、アレルギーのないスタッフが手配されるので心配ありません。
Q. ペットが掃除道具を壊した場合はどうなる?
基本的には飼い主の責任となりますが、損害保険でカバーされるケースもあります。契約時に保険の補償範囲を確認しておきましょう。


まとめ:ペットがいても家事代行は活用できる
ペットがいるからといって家事代行を諦める必要はありません。事前にペットの情報をしっかり共有し、作業中の管理ルールを決めておけば、スタッフもペットも安全にサービスを利用できます。
特に抜け毛の掃除やニオイ対策は、ペットのいる家庭にとって大きな負担です。定期的にプロの手を借りることで、飼い主もペットも快適な環境を維持できます。まずはペット対応可能なサービスに問い合わせて、お試し体験から始めてみてはいかがでしょうか。
厚生労働省の家事支援サービスに関する情報ページも参考にしながら、自分とペットに合ったサービスを見つけてください。

